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ユニコーン企業について調べてみた

そもそもユニコーン企業とは

企業としての評価額が10億ドル(約1250億円)以上、かつ非上場のベンチャー企業のこと。2013年頃から登場した概念で、米カウボーイ・ベンチャーズの創業者が使い始めたと言われている。

ユニコーン企業は世界に何社ある?

CB INSIGHTSの調査によると、2017年5月5日時点で193のユニコーン企業が存在している。

※参考 www.cbinsights.com

国ごとの割合で見てみると、アメリカが52%、中国が24%と全ユニコーン企業の8割近くが2国で占められている。 次いでインドが5%、イギリスが4%となっている。イギリスがランクインしているのは意外。 日本ではMerrcariしかランクインしておらず、いかに日本国内からユニコーン企業が出現していないかが読み取れる。 f:id:abekei0317:20170505183659p:plain

次は産業ごとの割合で見てみる。 E-commerce・Marketplaceが全体の17%を占めている。内訳には、宿泊場のシェアリングエコノミーサービスAirbnbや、インドのECサイトFlipkart・Snapdeal、中国のO2O戦略を得意にする不動産会社Lianjiaなどが含まれている。あくまでECやMarketplaceなので、オンライン上で商取引が行われるものはこの分類になっている。 次にInternet Software & Servicesが14%を占めており、評価額順でクラウドストレージサービスのDropBoxERP(Enterprise Resource Planning)のInfor、音楽ストリーミングサービスのSpotify、ビジネス向けチャットのSlackが顔を並べている。 3つ目はFinTechで11%。オンライン決済サービスのStripe、オンライン保険のZhongAnなどが該当する f:id:abekei0317:20170505141452p:plain

代表的なユニコーン企業は?

時価総額順で見てみると、1位がUber(68billion)、2位がDidi Chuxing(50billion)、3位がXiaomi(46billion)となっっている。ちなみに、Airbnbは29.3billionで4位の評価額。 UberとDidi Chuxingは共にライドシェア。Xiaomiは格安スマホメーカーである。

最近仲間入りしたユニコーン企業は?

2017年4月にユニコーン入りした企業は以下の5社!全てアメリカの企業である。

①Rubrik( https://www.rubrik.com/

2014年創業のクラウドデータ管理企業。 今まで企業の情報は情報システムを自社で保有するオンプレミス型で管理されていたが、Rubrikを使用してオンプレミスからクラウドへのデータ化を自動化できるようになり、クラウドでのデータ管理が可能になる。

オンプレミス型での管理は、複雑なバックアップリカバリ環境を構築する必要があり、リカバリに時間がかかっていた。 Rubrikは、セットアップがすぐ完了し、1台からスモールスタートし、必要なときに無停止で容量・性能拡張ができる。 加えて、Googleのようなクラウドだから実現できる検索機能も備えている。

②Robinhood(https://www.robinhood.com/

Robinhood Financialsは金融市場へのアクセスを民主化する株式仲介アプリケーションである。このプラットフォームにより、米国の上場株式およびETFを手数料ゼロで売買することができる。取引プラットフォームはまた、そのアプリケーションを使用して人々がお金や取引の株式を快適に保管できるようにすることを目指している。 2013年に設立されたRobinhood Financialsは、SEC登録のブローカーディーラーであり、FINRAとSIPCのメンバーである。

CEOのPalo Altoは、「インスタグラムのように簡単に株取引ができる」世界観を目指している。直近はマネタイズしておらず、調達した資金でUX・UIの改善に努めていくとのこと。将来的には手数料を取りマネタイズしていく模様。

③Quora(https://www.quora.com/

2009年創業の、実名制Q&Aサイト。日本でも2010年ごろから名前を聞くようになったサービス。 ここ最近で評価額が上がった要因は、ユーザーグロースと開始した広告テストの結果が良かったから。現在MAUは1億9000万人となっており、今後はスペインやフランスなど、他言語展開を進めていくとのこと。

④Afiniti(https://www.afiniti.com/

Quoraと同じく2009年創業の、セールスパーソン向けAI提供のAfiniti。 大規模コールセンターを持つ企業と提携し、データベースに購入履歴、収入、所属する購買層の情報などをストック。ユーザーから電話があった際に、AI を使って企業の販売員と顧客の効果的なマッチングを支援し、売上高を平均4〜6%押し上げることができるとしている。 今後は、顔認識技術を使用して小売店への進出を見込んでいる。

⑤Katerra(https://katerra.com/

2015年に創立され、既に米国ではトップ25の多施設総合請負業者の1つにランクされている。 技術、設計、材料調達、製造、物流、建設、インテリアデザインなどを単一の統合システムに統合することで、不必要な時間とコストを取り除くことを実現している。 最新のテクノロジーを手軽に利用することで、品質や持続可能性を犠牲にせず、効率を上げることができている。 Katerraは、550人以上の従業員、4カ国にオフィスを構え、工場数が増え、数多くの活動中のプロジェクトが始まっている。

最後に

最近ユニコーンへ仲間入りした企業には、RubrikやAfinitiのようにテクノロジー先行のスタートアップもあれば、RobinhoodやQuoraのようにUX・UIで既存サービスとの差別化を図っている企業、はたまたリアルな産業にどっぷりと浸かりバリューチェーンをディスラプトしていくKatteraなど、様々な特徴を持っている。

また、これらの最新のサービスを「単純に日本に横展開する」とうまくいかないはずなので、なぜこのサービスが注目されているのか、なぜこのタイミングなのかなど、よりサービスや産業ごとにコアとなる価値を突き詰めていきたい。